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和田屋 女将のつれづれ

お知らせや、山間の生活の中の小さな出来事などをお伝えさせて頂きます。

心してお焼きしております。

 当屋にもう十年ん以上鮎を持ってきてくれる、今年76のIさん。真っ黒に日焼けして、話しかけると恥ずかしがり屋で、すぐ下向いて頭掻いちゃう姿が、ちょっとかわいらしいです。

「今日は手取や。結構大きいのいるよ。」とこの時ばかりは、自慢で、小さな体が大きく見えます。(笑)

明日から大雨予報ですから、鮎がしばらく釣れなくなるかと心配です。天然鮎は晴れればだいたい入ってきますが、雨がつづくと入ってこない日もございます。(自然の事ですから予めご了承下さいませ。)

養殖鮎も自然の川水で養育し、身の締まり方などほとんど天然に近い状態の鮎です。当方の生簀の大きさにも限りがございますし、天然もの(養殖もですが)は入って三日ほどしか生きていないので、入ると元気のいいうちにお客様にお出ししていきますから、なくなることもあるのです。

板場としては、天然に越したことはございませんが、養殖であっても「天然に負けないよう、料理人の腕で心込めて鮎をお焼きするぞ。」と料理長はじめ皆頑張ってくれております。その懸命さは、私も感激するほどであったり致します。

天然に重きをおかれるお客様には、ご期待に添えない日があるかとも思いますが、どうぞ、その時は、当屋板場は、熱い囲炉裏の前で、汗だくになりながら、更に懸命に魚をお焼きしています。お客様の「おいしい!」と言って下さるお声を楽しみに、更に心してお焼きしております。

恐れながら、どうぞ、料理長はじめ、息子含めた5人の焼き手の心を召し上がって下さいませ。お客様の美味しそうなお顔が、板場の何よりの喜びと励みでございます。本当にようこそありがとうございます。

2019年6月27日

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