「まだ若いんだからもっと明るい色のお着物も着たらいいのに。」とたまにお客様がおっしゃって下さいますが(笑)
たぶんどの料理屋のおかみさんも同じと思いますが、私共の着物はお仕事の制服ですので、ほぼ好みというより、お客様の御席の様々により決まります。
何も行事がない日は、普段着の着物でいいのですが、
御法要御席、お宮参り、お食べ染め、長寿のお祝い御席各種、ご結納、ご結婚御披露など、毎日予約帳とにらめっこして、失礼にならないように今日来る着物を考えます。
一番悩むのが、お祝い事とご法要のお席が一緒にある日。
いちいち着替えている暇がないので、静かな色のような、明るい色のような微妙な色合いに、どちらともに取れる微妙な帯で。(汗)
お客様によっても代わってまいります。
ダークスーツの男性ばかりのお席は、あまり地味過ぎると「女将さんは今日はいらっしゃいましたか?」になりますから(笑)、明るめの女性らしい色合いで。
逆に女性ばかりの日は、“お客様が花”なので、黒子の私は目立ち過ぎないようシックに。
その他も言ってしまうと、雨の日は、お帰りにお車までお送りしても、シミになりにくい生地や、気のはる着物には、呉服屋さんに防水加工を施して貰います。
そんなことで、制服である私共の着物は、だいたいは何方にも失礼にならないような「落ち着いた色合いの着物」に収まるわけなのでございます。(笑)
今日も本当にありがとうございます。(FBより)
#着物は制服
#じっとしていない私に付き合ってくれる着物はエライ
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